きんたい廃校博物館の「きんたい」ってなに?
「きんたい廃校博物館」の“きんたい”って、どういう意味だろう?
そう思った方も多いかもしれません。
実は――
“きんたい”とは、生き物のあだ名なんです。
ちょっと不思議でかわいい響きですよね。
でもその正体を知ると、きっともっと“きんたい廃校博物館”が面白く感じられるはずです。
🌊 きんたい=ニッポンバラタナゴ
“きんたい”とは、実は ニッポンバラタナゴ という魚の地域名。
関西ではとくに八尾市のあたりで、昔からこの名前で親しまれていました。
体は小さくて、光に当たるとピンク色や金色にキラリと光る――
まるで水の中の宝石みたいな魚です。
💬 昔はみんな知っていた魚
今では数が少なくなり、「きんたい」という名前もあまり聞かれなくなってきました。
けれど、少し前までは
「あそこにきんたいおるで!」
「きんたい釣ってきたわ!」
なんて会話が、地域のあちこちで聞こえていたそうです。
“きんたい”は、八尾の水辺で暮らす人たちにとって、身近で、ちょっと誇らしい存在でした。
きんたいに会いに行こう
きんたい廃校博物館では、そんな“きんたい”の物語を通して、
地域の自然や水辺の大切さを感じることができます。
校舎の中には、ため池や水路の生き物たちの展示もあり、
かつての学校が「学びの場」として再び息づいているんです。
きんたいを知れば、この場所を歩くときの景色が少し違って見えるはず。
さあ、あなたも“きんたい”に会いに行きませんか?
